難関大英語の全出題形式

英語の入試問題には、

一体どれくらいの出題形式が

あるのでしょうか?

いわゆる難関大学と言われる

大学の英語には、

クセのある難関大独特の出題形式があり、

変わった問題や、見慣れない問題

出題されるのでしょうか?

答えは「違います

難関大学とはいえ、問われているものは

非常にシンプルです。

具体的に見ていきましょう。

英語の入試問題の大問は次の6つ

分けることができます。

「長文」

「英文和訳」

「自由英作文」

和文英訳」

「リスニング」

「文法」

 

これだけです!

これは難関ではない大学でも変わりません。

さらに言うと、

和文英訳」や「リスニング」、「文法」

出題されない難関大も多いです。

その場合、

長文と英文和訳と自由英作文にだけ

専念すれば良いと言うことになります。

一つひとつをさらに細かく見ていきましょう。

 

f:id:nankandaieigo:20200921183158j:plain

 

まずは長文です。

長文には、基本的に

「内容説明」「理由説明」「内容一致」

「適語挿入」「適文挿入」「下線部和訳」

「整序作文」「言い換え」「要約」

しかありません!

そして先ほど同様、

この全てが出題されるわけではありません。

自分の志望校の過去問を確認して、

このうちどれが

例年出題されているか確認してみましょう。

 

次に英文和訳ですが、

これが一つの大問として出題されている、

あるいは出題されていた難関大は、

大阪大学や、東京大学京都大学ぐらいです。

単に一つの大問としての出題なので

長文問題に出される

下線部和訳と同じと考えて大丈夫です。

 

自由英作文は日常的なテーマについて

英作文をするという形式が一般的です。

語数は大学によって変わるものの、

大阪大学のように70語程度のものや、

北海道大学名古屋大学などのように

100語程まで書くものもあります。

 

f:id:nankandaieigo:20200921183722j:plain

また、難関大学の中でも、

イラストを見て作文を書く

東京大学一橋大学

表やグラフを読み取って作文する

名古屋大学は形式として特徴的です。

 

和文英訳大阪大学京都大学

東北大学九州大学

などでは頻出の問題です。

硬質な日本語や、

会話調のこなれた日本語

英語にしなければならないのが

難しいポイントです。

解き方の詳しいコツは

今後発信していこうと思いますが、

設問の日本語を正しく解釈し、

正しい英語で表現してあげることが

難関大の和文英訳ではとても重要です。

 

リスニングが出題される難関大は少なく、

難関私立大では出題されません。

出題されているのは、

大阪大学の外国語学部、

東京大学一橋大学のみです。

設問形式は、

記号問題や日本語での内容・理由説明などです。

 

f:id:nankandaieigo:20200921183939j:plain

そして最後に文法についてです

文法問題が一つの大問として

出題されている難関大は

東京大学一橋大学

早稲田大学慶應義塾大学

一部の学部くらいです。

やはり難関大学だけあって、普通の高校では

教えてくれない内容も頻繁に出されます。

Next Stageなどの文法問題網羅系の問題集を

一冊完璧に取り組みましょう。

 

いかがだったでしょうか。

英語の大問は

「長文」「英文和訳」「自由英作文」

和文英訳」「リスニング」「文法」

に分類でき、

長文、自由英作文、リスニングは

さらにいくつか分けることができ、

それはどんな大学でも同じだという

お話をしてきました。

もちろん、既に述べた通り、

大学・学部によって形式が異なるので

これら全てを

できなければいけないわけではありません。

 

皆さんの志望校過去問を手に取って、

どんな形式が出題されているのかを細かい部分まで分析し、

把握することで今後しなければならない対策を明確にしていきましょう!