難関大を目指す人の模試の活用法

大学受験をする人なら、模擬試験を受ける機会が何度もあると思います。

でも、模試を受験し終わって成績表を眺めるだけで終わらせていませんか?

もしそれ当てはまるなら、すごくもったいないです!

なぜなら模試には成績向上のためのヒントがたくさん含まれているからです!

今回は、模試最大限に活用する方法を伝授したいとおもいます。

 

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 ①模試受験前

まずは模試の目標を決めることが重要です。

偏差値70を取る!

第一志望の大学でA判定を取る!

マーク模試なら〇〇点取る!

このように具体的かつ客観的な基準で目標を決めましょう。

逆に良くない例は、

記述模試で〇〇点取る!

学年で〇〇位以上になる!

といったように、問題の難易度が毎回異なり、平均点も変動しやすいのに

目標点を決めたり、実際に受験するのは自分の高校の人だけではないのに

周りの受験生しか見えていなかったりする場合です。

 

②模試受験直後

模試が終わったら、その日のうちに自己採点をするようにしましょう!

模試を受け終わると、身体も疲れているし、日程全てが終わるのは遅い時間に

なってしまうことも多いので、必ずしも全科目その日のうちに復習までする必要は

ありません。しかし、自己採点だけは必ずその日のうちにしましょう!

 

③模試受験から1〜2日後

この時が模試の受験で最も重要な部分です。

復習に努めましょう。具体的な流れは、

1.間違えた問題だけ先に全て確認

2.正解はしたけど確信を持って答えられなかった問題を確認

3.自信を持って正解できた問題も確認 です!

このように、優先度の高い順に確認するのが重要です。

なぜなら、学校、塾、予備校、部活、他の科目の勉強などやらなければいけないことは

沢山あって、現実的な話、時間がないからこの3つ全てを必ずしもこなせるとは

限らないからです。

 

④成績表が返されたら
模試の結果を見るときは、なんだかちょっと緊張しますよね。

結果が良くても悪くてもあまり気にし過ぎないのは大事です。

また、A判定でも本番で点数が取れなければ当然落ちるし、

E判定でも合格する人は沢山います。

成績表で見るべきポイントは、判定も大事ですが、

ⅰ出題分野別の自分の得点率

ⅱ自分の偏差値の推移

ⅲ受験前に立てた目標が達成できたかどうか

ⅳマーク模試はマークミスと自己採点のミスがないかどうか

この4つです!

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⑤模試受験から数ヶ月以降

定期的に自分の苦手ポイントに絞ってもう一度問題を解いてみてください。

自己採点をし、模試本番の時より得点率が上がっていれば、それは成長した証です。

逆にいうと、

模試を受けた時と何も変わっていない、

あるいはむしろ点が下がった場合、

復習のために費やしてきた時間と労力が無駄になってしまいます。

 

以上が難関大を目指す人のもしを最大限に活用する方法です!

皆さんも実践して、有意義な模試の受験にしてください!
 

難関大英語の全出題形式

英語の入試問題には、

一体どれくらいの出題形式が

あるのでしょうか?

いわゆる難関大学と言われる

大学の英語には、

クセのある難関大独特の出題形式があり、

変わった問題や、見慣れない問題

出題されるのでしょうか?

答えは「違います

難関大学とはいえ、問われているものは

非常にシンプルです。

具体的に見ていきましょう。

英語の入試問題の大問は次の6つ

分けることができます。

「長文」

「英文和訳」

「自由英作文」

和文英訳」

「リスニング」

「文法」

 

これだけです!

これは難関ではない大学でも変わりません。

さらに言うと、

和文英訳」や「リスニング」、「文法」

出題されない難関大も多いです。

その場合、

長文と英文和訳と自由英作文にだけ

専念すれば良いと言うことになります。

一つひとつをさらに細かく見ていきましょう。

 

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まずは長文です。

長文には、基本的に

「内容説明」「理由説明」「内容一致」

「適語挿入」「適文挿入」「下線部和訳」

「整序作文」「言い換え」「要約」

しかありません!

そして先ほど同様、

この全てが出題されるわけではありません。

自分の志望校の過去問を確認して、

このうちどれが

例年出題されているか確認してみましょう。

 

次に英文和訳ですが、

これが一つの大問として出題されている、

あるいは出題されていた難関大は、

大阪大学や、東京大学京都大学ぐらいです。

単に一つの大問としての出題なので

長文問題に出される

下線部和訳と同じと考えて大丈夫です。

 

自由英作文は日常的なテーマについて

英作文をするという形式が一般的です。

語数は大学によって変わるものの、

大阪大学のように70語程度のものや、

北海道大学名古屋大学などのように

100語程まで書くものもあります。

 

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また、難関大学の中でも、

イラストを見て作文を書く

東京大学一橋大学

表やグラフを読み取って作文する

名古屋大学は形式として特徴的です。

 

和文英訳大阪大学京都大学

東北大学九州大学

などでは頻出の問題です。

硬質な日本語や、

会話調のこなれた日本語

英語にしなければならないのが

難しいポイントです。

解き方の詳しいコツは

今後発信していこうと思いますが、

設問の日本語を正しく解釈し、

正しい英語で表現してあげることが

難関大の和文英訳ではとても重要です。

 

リスニングが出題される難関大は少なく、

難関私立大では出題されません。

出題されているのは、

大阪大学の外国語学部、

東京大学一橋大学のみです。

設問形式は、

記号問題や日本語での内容・理由説明などです。

 

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そして最後に文法についてです

文法問題が一つの大問として

出題されている難関大は

東京大学一橋大学

早稲田大学慶應義塾大学

一部の学部くらいです。

やはり難関大学だけあって、普通の高校では

教えてくれない内容も頻繁に出されます。

Next Stageなどの文法問題網羅系の問題集を

一冊完璧に取り組みましょう。

 

いかがだったでしょうか。

英語の大問は

「長文」「英文和訳」「自由英作文」

和文英訳」「リスニング」「文法」

に分類でき、

長文、自由英作文、リスニングは

さらにいくつか分けることができ、

それはどんな大学でも同じだという

お話をしてきました。

もちろん、既に述べた通り、

大学・学部によって形式が異なるので

これら全てを

できなければいけないわけではありません。

 

皆さんの志望校過去問を手に取って、

どんな形式が出題されているのかを細かい部分まで分析し、

把握することで今後しなければならない対策を明確にしていきましょう!